インフルエンザ予防接種(季節性インフルエンザ)

被保険者および被扶養者が10月1日から12月31日の期間にインフルエンザ予防接種を受けた費用の一部を健康保険組合が補助します。

申請方法

必要書類 インフルエンザ予防接種補助金申請書
記入例

【添付書類】

  • 領収書(「誰が」「いつ」予防接種を受けたのかがわかるものであること)
  • ※医師の判断により2回接種する場合は、申請書に領収書を2枚添付して一括で申請してください。
提出期限 すみやかに
対象者 被保険者および被扶養者
補助額 1人につき2,000円。ただし、費用が2,000円未満のときはその額まで
提出先 事業所担当者経由で健康保険組合に提出
補助金支給方法 事業所経由で申請者に支給します。毎月25日ごろまでに受け付けた分を翌月末までに支給します。

インフルエンザを予防しよう!

普通のかぜとインフルエンザ

普通のかぜの症状は、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などが中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはほとんどありません。

一方、インフルエンザの場合には38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身の症状が強く現れ、あわせて普通のかぜと同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し重症化することもあります。

インフルエンザは流行性疾患であり、一旦流行が始まると短期間に多くの人へ感染が広がります。日本では例年1月上旬から3月上旬が流行の中心です。

インフルエンザの予防策

1.帰宅時の手洗い、うがい

咽頭粘膜や手指など、からだに付着したインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。

2.流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンを流行前に接種することでインフルエンザにかかりにくくなり、かかったとしても重症化防止に有効と報告されています。ワクチン接種による効果が出るまでに2週間程度を要することから毎年12月中旬までにワクチン接種を受けるのが望ましいと考えられます。

予防接種は病気に対する治療でないため、健康保険が適用されずに全額自己負担になります。しかし、健康保険組合では補助金を支給しています。

  • ※インフルエンザワクチンは、高病原性鳥インフルエンザ(注参照)はもちろん、他のウイルスやその他の病原体による「かぜ」には効果はありません。
  • ※ワクチン接種には体調や既往歴などにより注意が必要な方がいます。あらかじめ医師に相談し、接種の効果や副反応についての説明を受け十分理解してから接種の判断をしてください。

3.適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、十分な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

4.十分な休養と栄養摂取

からだの抵抗力を高めるために十分な休養と栄養を日ごろから心がけましょう。

5.インフルエンザが流行してきたら人混みや繁華街への外出を控える

外出時にはマスクを着用することも効果があります。

インフルエンザにかかってしまったら

自分のからだを守り、他の人にうつさないために次のことが大切です。

  • 早めに医療機関を受診して治療を受けましょう。
  • 安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
  • 水分を十分に補給しましょう。お茶やスープなど飲みたいもので結構です。
  • 咳やくしゃみをする際にはティシュで口元を覆うかマスクを着用しておくようにしましょう。(咳エチケット)
コラム
Column
  • 咳エチケット
  • 咳、くしゃみの際はティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から1m以上離れる。
  • 咳、くしゃみを押さえた手、鼻をかんだ手は直ちに洗う。
  • 鼻汁、痰などを含んだティッシュを直ぐに蓋付きの廃棄物箱に捨てられる環境を整える。
  • 熱、咳、くしゃみ等の症状のある人には必ずマスクを着用してもらう。
  • マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用する。
  • ※マスクは透過性の低いものが望ましいですが、通常の市販マスクでも咳をしている人のウイルスの拡散をある程度は防ぐ効果があると考えられています。一方、健常人がマスクを着用しているからといって、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけではないことに注意が必要です。